11月16日（木）、パルシステム茨城理事会で、2年前に発生した関東東北豪雨による水害被災地の現状を視察しました。今回はパルシステム茨城と関係の深く、現地で復興活動に取り組んでいる認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ（以下：コモンズという）に案内をお願いしました。

　先の被災により地元住民は避難生活を余儀なくされ、住み慣れた地域から離れて暮らす方も少なくなく、新たな土地で生活を再建している方も出ているなどのお話も伺いました。

　そのようななかでコモンズでは、元の“コミュニティ”を取り戻す為にみんなが集まれる場所を作ろうと取り組んでいます。当日は改修後に居場所となる建物の掃除などを、地元ボランティアメンバーの方々と交流しながら作業に取り組みました。住んでいた方の持ち物を、一品一品仕分け・梱包し、運び出しました。

　その後、地元ボランティアの方々よりスリランカカレーなどを振る舞っていただきながら、交流を深めました。

　午後は市内の水害の様子や復興状況を見て回りました。当時の水の勢いや範囲のすごさを改めて確認し、復興された堤防や道路などを見て確認しました。

　最後に市内の商店街に立ち寄り、地元の名産物を買い物しながら交流を図りました。

　2年が経ちますが、現地ではまだまだ元の生活を取り戻すまでには至らない状況です。パルシステム茨城では復興支援活動は“忘れない”を合言葉に取り組んでおり、今回の活動は、復興支援の活動を現地の方々と一緒に取り組んだことで少しでもお役に立てることができたと思います。

　今回の現地視察の体験をとおして、今後の復興支援の取り組みを考える機会となりました。