災害復興支援の取り組み

2017年 8月30日 (水)

常総水害被害についてお話を伺いました

 2015年9月10日の北関東・東北豪雨における常総市鬼怒川の決壊によって被災した当時の状況とともに、被災された方々のくらしや地域が抱える課題について、たすけあいセンター「JUNTOS」代表の横田能洋氏よりお話を伺いました。

 横田氏のお話は、「瓦礫や泥がなくなり、被災した場所とは分からなくなりましたが、まだまだ目に見えにくい部分で多くの課題があります」との言葉から始まりました。被災された方々には今も自宅整理や生活再建など、被災前のくらしに戻るため多くの課題が残されています。

 たすけあいセンター「JUNTOS」が取り組む活動の一つに、コミュニティの場づくりがあります。常総市から離れてつくば市内に避難された方々や常総市内でももともと暮らしていた土地を離れて暮らしている方々など、その土地にくらす方々の状況を第一に、人と人のつながりを大切にコミュニティの場づくりを継続しておこなっています。身近に話せる人がいる、集える場があるということが心の支えになります。

 被災体験をもとに作られた「常総水害の経験から生まれた防災セット」の紹介では、電気と水が止まっても数日は過ごせるように作られたこと、目的別にセット内容がパッキングされている点などをお伺いしました。

 たすけあいセンター「JUNTOS」では、同じ地域に暮らす一人ひとりがともに助け合い、ともに地域づくりをおこなうことを主旨に、常総市内に多い外国籍の方々とその子どもたちとともに各種取り組みをおこなっています。現在取り組んでいる活動をさらに活性化すべく、今後の構想についてもお話を伺いました。

 パルシステム茨城では今後も継続して被災地の再生に向けた取り組みをすすめてまいります。
たすけあいセンター「JUNTOS」 代表横田氏
「常総水害の経験から生まれた防災セット」の紹介


※『茨城NPOセンターコモンズ』
社会のために何かしたい人、NPOという道具を活かしたい人を応援することで、組織の心の壁を越えて、人がつながり共に行動する市民社会の実現をめざすNPOです。


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