被爆・戦後80年の節目の年として「被爆ピアノ演奏会とおかあさんの被爆ピアノ上映会」を開催し、423名の方にご参加いただきました。戦争への思いや平和の尊さについて考える企画として、3部構成でおこないました。
第1部では、土浦市立土浦第二小学校合唱団の皆さんにご協力いただき、被爆ピアノの合唱から始まりました。事前に戦争・平和の学習をして臨まれて、曲と曲の間に平和への思いについても発表していただきました。合唱の感動とともに、若い世代に伝えていくことの大切さを改めて感じる時間となりました。
第2部では、映画「おかあさんの被爆ピアノ」を上映しました。託された被爆ピアノとともに、平和活動として全国巡演コンサートをおこなっている「矢川光則さん」の実話をもとにした映画です。被爆や戦争に対するそれぞれの立場による考え方や思い、次世代への継承について多くの人が考えさせられる内容でした。
第3部では、矢川氏のお話しと被爆ピアノ演奏がおこなわれました。矢川さんにより被爆ピアノの詳細な説明をいただいた後、第1部の伴奏を担当した「駒野将崇さん」の演奏で、被爆ピアノの背景を踏まえた感動的な演奏となりました。
その他会場ではテーマ別組合員活動「平和国際交流」との連携で、原爆パネルやピースアクションinヒロシマ平和スタディツアーの子ども平和新聞の展示、来場者からの平和のメッセージを貼り出す企画も実施しました。
当日は、合唱団の小学生やご家族、戦争を経験した世代など幅広い方々に参加していただきました。節目の年として、普段の生活では考えることのない「平和の尊さ」について考える良いきっかけとなる企画として開催できました。
これからも戦争の記憶と平和の尊さを継承する取り組みをすすめていきます。