お知らせ

2019年 9月3日 (火)
茨城 栃木

「こんせん72牛乳ができるまで」を開催しました

 パルシステムでは『私たちの「選ぶ」で、 未来は変わる。』をテーマに「ほんもの実感!」くらしづくりアクションを展開しています。「ほんもの」をつくる生産者やメーカーと直接会って話をし、現地を訪れるなど食べ手と作り手がともに支え合う関係性づくりを大切にしています。

 昨今、生乳を生産する費用の高騰や生産者の高齢化・後継者不足により、酪農家の戸数は年々減少しています。このような中、酪農生産者を守るべく2019年4月に生乳取引価格が4円/キロ引上げされることが決定しました。パルシステムでも4月2回より牛乳の販売価格を見直したことを受け、今回、改めて牛乳のおいしさやその生産に携わる方々との交流会を大人、子どもそれぞれの視点での学習やワークショップを交えて8月21日(水)うしくセンター(牛久市内)にて開催しました。

 親子を対象とした今回の取り組みでは、未就学児から小学生までの子どもたちが集まりました。講師は、ホクレン農業協同組合連合会およびよつ葉乳業株式会社、パルシステム連合会商品開発本部産直部産直開発課よりご協力をいただき開催されました。

 冒頭、「牛乳」について学ぶクイズでは、牛や搾りたての生乳などに関する出題がありました。その後、子どもたちは実物大の牛の布幕や紙芝居をもとに、手元のワークシートにメモを取りながら牛の体のつくりから「牛乳」ができるまで、酪農家の仕事などについて学びました。保護者の方々には、牛乳をとりまく世界の状況や日本の酪農情勢、パルシステムがHTST殺菌による牛乳にこだわる理由などをお話し、子どもも交えて実際に牛乳を飲み比べていただきました。生乳本来の風味を味わっていただくとともに、産地や製法による違いを体感していただきました。最後に参加者はメーカーの方々と一緒に牛乳パンなどをいただきました。

参加した子どもより
・紙芝居がよく分かった。
・牛さんと背比べをしたのが楽しかった。
・まとめテストで全問正解できて嬉しかった。
・牛の膝が想像していたよりも上にあるということがとても興味深かった。


参加した大人より
・HTSTなどなんとなく知っていたことがよく分かった。
・牛乳工場の内部を見ることができたり、流通過程が分かったりととても良かった。
・調理のヒントも分かったのでぜひ試してみたい。
・いつも飲んでいる「こんせん72牛乳」の消費期限の短さが気になっていたが、その理由が分かった。これからも飲み続けたい。
・牛乳を飲むことで少しでも酪農家の方々の力になれたらと思います。


夏休みということもありたくさんの親子にお集まりいただきました
数種類の牛乳を飲み比べながら風味や味わいの違いを楽しみました
等身大の牛のシートで実物をイメージしながら牛乳ができるまでの過程などを学びました
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