12月2日(木)事前監査
会場:パルシステム茨城 栃木 スマイルパル土浦館
会場参加 26名/監査人・茨城県酪農業協同組合連合会・茨城県央クーラーステーション
雪印メグミルク・パルシステム生活協同組合連合会
オンライン参加 8名/榎本農場・パイオニアファーム・茨城県酪農業協同組合連合会
パルシステム生活協同組合連合会
会場には監査に必要な資料や帳票、管理書類、管理記録、チェックシート、証明書などの他に、飼料や肥料も持ち込んでいただきました。その他、事前に撮影した動画及び当日の中継でしっかり確認することが出来ました。
12月3日(金)公開確認会
① プレゼンテーション
動画3本(ミルクストーリー、自給飼料から搾乳まで、酪農家の牛乳製造工程)を視聴、それぞれのプレゼンをおこない、知識を深めました。
茨城県央クーラーステーションからは中継をおこない、産地から運ばれてきた生乳が雪印メグミルクに運ばれるまでの工程を見ることが出来ました。その後、監査人の質疑応答、参加者からの質問、感想をいただきました。
② 監査人所見報告
1.生産者団体の理念や事業方針について/ 2.生産方式・出荷基準について/3.飼養管理について
4.飼料および飼料添加物について/5.糞尿処理およびその活用について/6.生産者の特徴や生産者の努力について/7.トレースについて
③ 監査まとめ
理念・事業方針、自給飼料循環型も素晴らしい。クーラーステーション、雪印メグミルクで殺菌温度、細菌数・体細胞数検査、抗菌物質の検査をしっかりやっていることを確認。ホルスタイン雄が減ってく中で、7割がホルスタインの種をつけていることを確認し安心し、ありがたいと思った。
集乳、メーカーからの受け入れ一連の行程を全て確認できるというのは日本の生協、消費者グループの中でも私たちだけしかやっていないのでは。自給飼料の取り組みを広めて、日本型畜産をめざすパルシステム牛乳の消費を継続していきたい。
④産地受け止め
組合員と直接話をするこのような機会をもちましてお話出来たことは、私たちにとっても勉強になりました。現在社会問題となっている新型コロナウイルス感染症により、外食よりも家で食事をする機会が増えたことによって、酪農家の牛乳を多くの組合員に注文してもらえて大変嬉しく思っています。また、タオルの贈呈式では多くのメッセージをいただき、牛乳を生産する励みとなっております。今回、たくさんの資料をもとに組合員、監査人の皆さんには多くの関心、興味を持っていただき、このような場でコミュニケーションを取ることができましたことを嬉しく思います。
今回、公開確認会を開催することで、日々、資料管理等の記録が大切だということを改めて感じました。酪農業界は、コロナの長期化で外食産業の牛乳消費が減少し、たいへん厳しい状況となっておりますが、組合員の皆様のお顔を拝見出来たことには、新たな活力になります。今回皆様からいただきました意見を受け止めてこれからの酪農に活かしていきたいと思います。これからも皆様においしく、安心、安全な牛乳をお届けできるように努力を続けていきますので、皆様も酪農家の牛乳を飲み続けて欲しいと思っています。本日はありがとうございました。
≪参加者の声≫
パルくる便で毎週届く酪農家の牛乳ですが 手元に届くまでの生産者や配送、ミルクステーション、雪印メグミルク工場の連携と日々の仕事の内容は確認会を受けなければ分からなかったことばかり。皆さんのおかげでいただけていることにより感謝しました。
「公開確認会」は、農畜産物の栽培方法や安全性への取り組みを組合員が直接確認する、パルシステム独自の取り組み。食に関わる安全性や生産者の努力を、組合員自身が確かめます。生産者と組合員がより深く理解し合い、課題を共有し改善につなげる、発展的な交流のシステムです。「公開確認会」に監査人として参加を希望する組合員は、事前にパルシステムが主催する「公開確認会学習会」を修了する必要があります。
リンク
最新イベント情報 -生産者との交流、産地での収穫体験など-
イベントギャラリー -生産者とのオンライン交流などイベントの様子-