2011年3月11日に発生した東日本大震災により、現在も多くの住民が不安のなか避難生活を送っている状況が続いています。日本中の経済と生活の基盤が根本から大きく揺らいでいます。
あらためて、被災された方々にお見舞いと、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
今回の震災は、その被害があまりに大きいことから、復興には長い時間を要します。生協として自発的に、そして継続して復旧に協力していくとともに、真実に反する風評に対しては正確な事実をお伝えしていく考えでおります。組合員の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
さて、茨城県も被災地であり、大きな被害を受けております。ここでは、発生直後1週間の対応など時系列で報告いたします。
【パルシステム茨城 内部】
3月11日 (金) |
地震直後、うしくセンターを除く6センターで停電、断水。
職員等の安否確認。発生時間が配送中だったことから最終センター帰着時間は夜12時。
本部・配送センター・拡大事務所等ほとんどの施設が大なり小なりの被害を受ける。 |
12日 (土) |
- パルシステム茨城とパルシステム連合会にて、それぞれに緊急対策会議を招集。
- 停電で、前日お預かりしたOCR注文用紙のセンター処理不能のため、ひたちセンターからリレー式に南下し、うしくセンターにて全センター分の電算処理を行なう。
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14日 (月) |
- 商品が揃わず欠品多数のなか、全センターで通常配達。
- かしまで津波警報が発令されパート職員が高台に非難。夕方、かしまで計画停電が実施され、1時間20分で解除。
- 3月に予定していた会議、組合員活動の中止、もしくは延長を決定。
- 東北にあるメーカーの大半が再開目処が立たないため独自商品の企画を中止決定。
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15日 (火) |
- 鯉渕学園から米2トンを引き取り、金沢店に搬入。店舗ではほとんど商品がない状況。
- 福島原発の関係から、北茨城方面に関しては本部から指示・連絡を行なって配送実施。
- 複数センターと店舗が断水のため、本部から水と食料を届ける。
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16日 (水) |
- 東北地方の需要増からドライアイスの削減調整開始。
- パルシステムグループ統一で「支援カンパ」の取り組みを決定。茨城も被災地ですが、21日(月)から業務ニュースの一面で掲載案内することを決定しました。受付期間は5月6日(金)まで。
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17日 (木) |
- JAやさとから鶏卵25ケースを引き取り、金沢店に搬入。
- 2センターと店舗が断水のため、本部から水を届ける。
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18日 (金) |
- いばらきコープの好意により生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合から送られた軽油1,400Lが提供される。
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3月28日(月)からは、被害の大きい北茨城から鹿嶋、神栖の沿岸地域を中心に「被災地域のお見舞い活動」を開始し、組合員宅と避難所を訪問しています。 (最初の5日間で146件訪問、内58件で給付申請受理)また、現在も通常業務と平行して被災地への支援活動を行なっています。
【 パルシステム茨城が担当した緊急支援物資の主な配送 】
支援活動に際しては情報(依頼要請)集約先を茨城県生協連とし、その指示に従って行動しています。
3月13日(日) |
おにぎり、スィートポテトを土浦から石岡消防署へ。 |
14日(月) |
トイレットペーパー11ケース(100個入り)を埼玉県草加市から日立消防署へ。 |
15日(火) |
食パン1173個、バナナ432kgを埼玉県岩槻市から日立消防署へ。 |
16日(水) |
待機。 |
17日(木) |
パン10,000個をひたちなか市から日立消防署へ。 |
18日(金) |
紙おむつ類46ケース(112枚入り)を千葉県野田市から日立消防署へ。 |
19日(土) |
フードバンク茨城に緊急車両2台を貸与し、職員1名と北茨城へレトルトカレー1万食、パン、米、その他生活用品を配送。 |
20日(日)
以降 |
- トイレットペーパー60ケース(48個入り)、ティッシュペーパー6ケース(36個入り)をみとセンターから茨城県立スポーツセンターへ。(3/30)
- アップルファームさみず(長野)提供のりんご300kgとパルシステム福島提供の紙おむつ、生理用品、米を福島県いわき市に配送。(4/1)
- トイレットペーパー50ケース、ティッシュペーパー10ケースを埼玉県草加市からつくば市に配送。(4/6)
- 食料品、紙おむつ、下着類等を福島県いわき市へ。(4/7)
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当初の物資は茨城県内向けでしたが、途中から福島県にも届けています。