お知らせ

2019年 10月14日 (月)
茨城 栃木

講演会 「ゲノム編集技術による環境・健康影響について考える」 講師/印鑰 智哉氏

 パルシステムグループでは、遺伝子組換え作物による食の安全や環境への影響の懸念などから、遺伝子組換え技術で生産された作物およびそれを主原料として使用された食品は原則として取り扱わないことを方針化しています。また、現行の表示制度における対象外の商品についても遺伝子組換え作物の使用状況を副原料まで確認し、組合員のみなさんへ情報開示しています。

 今般、遺伝子組換え技術とは別の「ゲノム編集」という新しい遺伝子操作技術が登場し、規制も表示もなく、私たちの食卓に上ろうとしています。「ゲノム編集」によって環境や健康にどのような影響があるのかを学ぶ講演会を10月11日(金)水戸農業協同組合本店(水戸市赤塚)にて印鑰 智哉氏を招いて講演会を開催し、45名が参加しました。当日は、水戸農業協同組合代表理事専務からもご挨拶をいただきました。

 印鑰氏からは、「ゲノム編集」とはどのようなものか、「ゲノム編集」に関する問題点をどう考えるか、国の制度や規制方針、表示義務について、私たちが「食」を選択することはできるのか、などのお話しをいただきました。

 ご講演の後、参加者の質問に対して印鑰氏から解説をしていただきました。参加者からは、「食品表示の問題は消費者に関わることなので今後も勉強したい」、「これから私たちができることはなにかを考えさせられた」、「「種」の問題が続いているように思います。ただでさえ農家が減少しているのにこれからの食がどうなるのかと思った」、「自分で「選ぶことができる」ことの大切さ守っていきたい」、「若いお母さん方や子どもたちにも一緒に考えて欲しいと思った」といった声が寄せられました。

 パルシステムでは「ゲノム編集食品の規制と表示を求める請願署名」(配布10/28~11/1)に取り組みます。署名用紙は11月22日(金)までの配送便(注文用紙と一緒に提出するか配送担当にお渡しください)にて受け付けます。署名用紙は10月28日(月)以降、当生協HPからも閲覧できます。 こちらをクリック ご協力をお願いいたします。
理事長挨拶
印鑰 智哉氏による講演
参加者は聞き入っていました
これまでの取り組み
■パルシステム連合会は今年7月26日(金)、ゲノム編集された生物の食品利用について厚生労働省と農林水産省へそれぞれ意見(パブリックコメント)を提出 詳細はこちら

■北海道大学教授で日本学術会議・遺伝子組み換え作物分科会幹事でもある石井哲也さんを招き、「選ぶ」で変わる食の未来 「ゲノム編集」規制と表示の実態をテーマにした学習会を開催 
/8月1日(木)パルシステム連合会(新宿の本部事務所)にて 詳細はこちら


パルシステムの情報メディアKOKOCARA
「ゲノム編集食品」が食卓に上る日。本当に規制は必要ないのか? 北海道大学教授・石井哲也さんに聞く|生協パルシステムの情報メディアKOKOCARA 詳細はこちら

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