東日本大震災復興支援活動の取り組みの1つとして、パルシステム茨城 栃木が2016年度からスタートさせたSC南三陸(南三陸サポーターズ倶楽部)は、今年で8年目となります。昨年度に引き続き、2023年度の会員(サポーター)募集のため、プレーヤーとの「交流」をメインとして開催しました。新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いてきたこともあり、昨年度の約2倍の参加人数となりました。SC南三陸の取り組みを初めて知ったという参加者も多く見られました。
はじめに、SC南三陸事務局を担っている波伝の森山学校合同会社の渡辺氏よりSC南三陸が創設された経緯・仕組み等が説明されました。SCには二つの意味があり、サポーターズ倶楽部の略である一方、サステナブル・コミュニティという意味でもあるとのこと。組合員がサポーターになると今回参加された漁師の皆さんが、2年子と呼ばれる特大のマガキを大切に育てて、来年の3月頃にはサポーターに届けられます。
牡蠣剥き体験では、専用のナイフで貝柱を外すように切ると、比較的簡単に殻が開くなどのコツをていねいに教えていただきました。苦戦されている様子も見られましたが、子どもたちも積極的に挑戦し、楽しく盛り上がりながらの体験になりました。SC南三陸の仕組みや特典についても多くの質問が寄せられ、ぜひ南三陸へ行ってみたいとの声もあがりました。2日間で10名の組合員にその場で会員登録をしていただきました。やはり、直接顔を合わせて話すこと、食べることで、感じて・伝わることがあると実感した二日間でした。
パルシステム茨城 栃木は、復興支援活動を継続し、南三陸町における一次産業の現在を広く伝えていきます