東日本大震災復興支援活動の取り組みの1つとして、パルシステム茨城 栃木が2016年度からスタートさせたSC南三陸(南三陸サポーターズ倶楽部)は、今年で9年目となります。昨年度に引き続き、2024年度の会員(サポーター)募集のため、プレーヤーとの「交流」をメインとして開催しました。昨年の2倍以上の申込みがあり、みと会場では抽選となりました。
3年連続で交流会に参加されている方や会員特典で南三陸町に訪れた方の参加もありました。プレーヤーの皆さんと顔なじみになって、会場に入って来られたと同時に再会を喜ばれている様子が多く見受けられ、交流が深まっていることを感じました。
プレーヤー4名の自己紹介からはじまり、SC南三陸事務局を担っている波伝の森山学校合同会社の渡辺氏より南三陸町志津川湾がどこに位置しているのか、そしてSC南三陸が創設された経緯・仕組み等が説明されました。組合員がサポーターになると今回参加された漁師の皆さんが「戸倉っこかき」と呼ばれる特大のマガキを大切に育てて、来年の3月頃にはサポーターに届けられます。また、会員特典として南三陸町へ宿泊を伴う体験をおこなうことで、宿泊補助としてパルシステムのポイントが一人10,000ポイント付与されることなどが説明されました。
牡蠣剥き体験では、専用のナイフで貝柱を外すように切ると、比較的簡単に殻が開くなどのコツをていねいに教えていただきました。苦戦されている様子も見られましたが、子どもたちも積極的に挑戦し、楽しく盛り上がりながらの体験になりました。交流の中では、牡蠣、たこ、あわびのおいしい食べ方やSC南三陸の仕組みや特典についても多くの質問が寄せられました。
昨年の夏は過去にない猛暑により海水温が30度を超える日が長く続き、その影響で牡蠣の生育が遅れ、とても心配しましたが3月には無事にサポーターの皆さんにお届けすることができ、一安心しましたとのお話しもありました。
プレーヤーの皆さんからの「南三陸町に遊びに来てください。」との声掛けに、「ぜひ行ってみたいです。」との声もあがり、やはり、継続して直接顔を合わせて話すこと、食べることで、感じて伝わることがあると実感した二日間でした。
パルシステム茨城 栃木は、復興支援活動を継続し、南三陸町における一次産業の現在を広く伝えていきます