災害復興支援の取り組み

2015年 7月30日 (木)

エンジョイパル日立館の竣工式が開催されました

7月27日(月)日立館(日立市末広町3-3-13)の竣工式を開催いたしました。竣工式には、パルシステム茨城の役職員や組合員(ひたちセンター委員会など)のほか、南三陸町役場、登米町森林組合、南三陸木の家づくり互助会、設計会社、建築会社などの関係者約50名が出席しました。

この新しい組合員活動施設は、東日本大震災の被災地である宮城県南三陸町の木材を使用して復興支援の一環として建て替えをおこないまいた。建設にあたっては組合員が建築検討委員会に参加してアイデアを出し合い、また、組合員や役職員が何度も南三陸町を訪れて交流を図り、「人と人とのつながり」を大切にしながら進めてきました。
この施設の名前も、実際に利用していただくひたちエリアの組合員に公募し、エンジョイパル日立館と名付けられ命名者に記念品が贈呈されました。

建築にあたっては、南三陸に多い杉材を多用する日本古来の「板倉工法」で建てられ、板倉工法の第一人者であり、日立館建築にずっと携わっていただいた筑波大学安藤名誉教授より、木材利用の良さや環境に配慮した自然素材による“無添加建築”、高齢の方が安心してご利用できるバリアフリーや子どもが裸足で走りまわれるよう木質の特徴を生かした床材など“板倉工法のこだわり”についてお話いただきました。 併せて、この施設は災害等が発生した場合の避難所としての活用も考えて太陽光発電施設や蓄電施設を設置しました。

式では、南三陸木の家づくり互助会の小野寺会長から南三陸のタブの木が寄贈されました。石川理事長と共にエンジョイパル日立館に植樹され、今後の復興支援を誓い握手が交わされました。

南三陸の資源を活用した板倉工法による復興住宅・エンジョイパル日立館は、これから組合員の皆様に広くご活用いただく組合員活動の施設であると共に、復興支援をしていくうえでの橋渡し的な役割を担う施設となり、 この竣工式が、今後の南三陸との交流や末永い復興支援の新たなスタートとなりますので組合員の皆様、ぜひエンジョイパル日立館ご活用ください。
完成したエンジョイパル日立館
石川理事長挨拶
エンジョイパル日立館命名者の組合員への記念品贈呈
板倉工法ついて話す筑波大学安藤名誉教授
記念植樹をし握手を交わす南三陸木の家づくり互助会小野寺会長(右)と石川理事長(左)
記念撮影
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