災害復興支援の取り組み

2013年 10月1日 (火)

宮城県南三陸町1泊2日被災地バス視察をおこないました

 今回の視察は、9月13日(金)~14日(土)、20日~21日、27日~28日の3週にわたって開催し、組合員45名、役職員25名の70名が参加しました。
 東日本大震災以降、パルシステム茨城では、茨城県生協連やパルシステム連合会等と連携をとりながら、さまざまな支援活動をおこなってきました。当組合として、組合員の皆様と一緒に息の長い支援活動を続けていきたいとの想いから、被災地を見ることも支援の一つとして捉え、今回改めて津波被害が大きく、またパルシステムグループとしても支援している宮城県南三陸町の現地視察を企画しました。
 1日目は、平成の森で「すばらしい歌津をつくる協議会」の小野寺会長から、震災当時の状況や復興に向けた課題についてお話しいただき、その後現地の生産者による直売所「みなさん館」に伺いました。2日目は、復興住宅モデルハウス「さんたろう館」を見学したほか、防災対策庁舎や長清水集落漁業者の阿部民子さんの販売所「たみこの海パック」、そして津波で大きな被害を受けた大川小学校などを訪問してきました。 防災対策庁舎や戸倉小学校・中学校、五十鈴神社の視察では、現地の語り部ガイド 後藤一磨さんから自身の被災体験を交えて、自然の恐ろしさや日頃から防災意識を高くもつことの重要性を学びました。
 参加した組合員からは、「現地を訪問したいという気持ちはずっと抱いていたので、今回の企画はありがたかった、自分の目で確かめられたのは大変良かった、私たちに何が出来るのかという課題を与えられた視察だった」などの多くの声が寄せられました。
 東日本大震災から2年半が経過した今、被災地の現状はどのようになっているのか直に学び、それぞれがこれからの支援について深く考えさせられる機会となりました。パルシステム茨城では、今後も被災地・被災者の声を聴きながら、“私たちに何ができるか”を組合員と一緒に考え、息の長い復興支援活動に取り組んでまいります。
「さんたろう舘」での説明の様子
防災対策庁舎
戸倉中学校
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