災害復興支援の取り組み

2014年 10月14日 (火)

宮城県南三陸町1泊2日被災地バス視察をおこないました

今年も昨年に引き続き、9月13日(土)~14日(日)、9月20日~21日、10月11日~12日の3回にわたって南三陸町の被災地視察を開催し、組合員32名、役職員18名の50名が参加しました。

東日本大震災以降、パルシステム茨城では、茨城県生協連やパルシステム連合会等と連携をとりながら、さまざまな支援活動をおこなってきました。組合員の皆様と一緒に息の長い支援活動を続けていきたいとの想いから、被災地を見ることも支援の一つとして捉え、今年もパルシステムグループとしても支援している宮城県南三陸町の現地視察を企画しました。

1日目は、奇跡的に生還した農漁家レストラン「松野や」の女将さんや、南三陸海産物販売「たみこの海パック」の阿部民子さんから涙ながらの震災体験を聞いた後、旧戸倉中学校では、現地の語り部ガイドから、「襲ってくる津波から生徒や先生がどのように避難し生き延びることができたか」、また、そのためには、「日頃からの防災訓練がいかに重要か」を学びました。

2日目は、平成の森で「すばらしい歌津をつくる協議会」の小野寺会長から震災当時の状況や復興に向けた課題についてお話を聞いた後、復興をになう仮設商店街「さんさん商店街」や、復興住宅モデルハウス「さんたろう館」を見学しました。

その他、南三陸視察2年目となる今年は、ブルーシーリズムとして、漁船に乗り、海の養殖現場の見学や、グリーンツーリズムとして三陸海岸を一望できる田束山(たつがねさん)散策もおこないました。

参加した組合員からは、「三年以上経ってしまったが、被災地を訪れることができて良かった」、「震災から三年半以上経った今でも自分の知らなかったことがたくさんあった」、「津波の高さや、津波で流されてなにもなくなった場所を実際に見ることで考えが深まり、実際に見ることの大切さを学んだ」、「被災地から遠く離れた場所でも忘れずにより多くの人に伝えていくことで本当の支援ができるのではないか、」などの多くの声が寄せられました。
東日本大震災から三年半以上が経過した今、被災地の現状はどのようになっているのか直に学び、それぞれがこれからの支援について深く考えさせられる機会となりました。
パルシステム茨城では、今後も被災地・被災者の声を聴きながら、“私たちに何ができるか”を組合員と一緒に考え、息の長い復興支援活動に取り組んでまいります。
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